きのう岡江久美子さんがお亡くなりになりましたね。いいキャラクターで面白い発想をする方だったのでよく見ていた芸能人でした。やすらかにおやすみください。

岡江さんは乳がんの治療中で免疫力も落ちていたそうです。

そこで今日はリンパケアセラピストでもあるわたしが普段からしている「基本免疫力の高め方」を書きます。

ちなみに「乳がん」については、小林麻央さんがお亡くなりになったときに、わたしの副業である訪問セラピスト店公式サイトに記事をのせてありますので、あわせてご覧いただければと思います。


なお、「乳がん予防 バストセルフマッサージ」というキーワードで、本日時点のGoogle検索で最上位にこのページが表示されますので、Google的には記事の内容はある程度評価できるものとなっているはずです(^O^)。

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「チェックコロナ」
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目次
1、免疫種類のカンタンな説明
2、わたしの「基本免疫力の高め方」
3、日本人は基本的免疫力が高い
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1、免疫種類のカンタンな説明
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一口に免疫といってもいくつも種類がありますが、今回は「基本免疫力」にまとをしぼります。

免疫細胞の種類についてざっくりながめてみると
①「癌に対する免疫」は、「キラーT細胞」や「ナチュラルキラー(「NK」)細胞」が担当します。

②「風邪」や「インフルエンザ」には、「白血球(好中球)」・「マクロファージ(単球)」が主に担当し、「抗体」をつくるのは「B細胞」の仕事です。

③「アレルギー」や「リュウマチ」などは、攻撃型免疫細胞(上の①や②の細胞)が暴走して「過剰反応」をおこしたり、「正常な細胞まで誤爆」しておこるのですが、この「暴走」を制止する免疫細胞も存在することがわかり、1995年に発見した大阪大学の坂口教授が「Tレグ」と命名しました。

このほか「食中毒」の原因となる「サルモネラ」や「アニサキス」と闘う免疫細胞や、「皮膚の免疫」を担当する免疫など、たくさんの種類があります。

今回は「②」の感染症についての基本免疫力についてです。


2、わたしの「基本免疫力の高め方」
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では本題に入ります。「順番」はわたしが重要だと思っている順です。

1)乳酸菌、食物繊維で腸内環境をととのえる

①乳酸菌食品
納豆はよく食べます。納豆には「納豆菌」だけでなく「酪酸菌」という乳酸菌も含まれていますし、大豆食品ですから「幸福ホルモン」の一つである「セロトニン」の材料となる「トリプトファン」も含まれています。

おととしの夏、病院の待合室の冷房でおなかをこわし、ひどい下痢が1か月もつづいたのですが、飲んでいる薬との相性が悪いということで医者から納豆は食べないようにいわれていたので、ガマンして市販薬などをのんでいました。

内心は「納豆を食べればすぐ治るのになぁ」と思っていました。

そして、どうにもよくならないので、とうとう納豆を食べました。するとわずか2日で下痢の症状はなくなり、一週間もしないうちに正常になりました。

ちなみに腸内に住む乳酸菌は人によって少しずつ違いますから、上のことが当てはまらないこともあります。

「乳酸菌飲料」も毎日飲みます。

そのほか、「酒粕・わさび漬け」、「みそ」、「漬け物」も意識して食べます。じつは「カツオ節」ですら、発酵食品で乳酸菌食品です。

感染症と戦う免疫細胞たちは「腸の内側」にびっしりと待機していています。腸内環境がよくないと免疫力も落ちます。

この免疫力の自己診断はカンタンです。「便秘」や「ゆるゆるお通じ」が日常化している人は明らかに「バツ」です。

②食物繊維

子供の頃、母に「こんにゃくは腸を掃除してくれるから沢山食べなさい」とよく言われました。

私がよく食べるのは、「ワカメ」「もずく酢」「やまと芋」「長芋」「コロッケ」「ポテトサラダ」です。

「葉もの」もよく食べます。実は「ごはん」も食物繊維が含まれています。

「グラノーラ」は試しましたが、野菜、海藻を日常からよく食べているせいか、効果が実感できませんでした。

2)入浴で血流を高める
シャワーではなく湯船につかって「セロトニン」を出すと同時に、「コルチゾール」を減らし、血液を十分全身に回します。軽い風邪ならしっかり入浴すれば1回で治ります。


3)必要な睡眠時間を確保するようにする
睡眠不足が続いたときなどに風邪をよくひきます。多くの医師、研究者が「免疫力を高めるためには睡眠が最も大切だ」と説明しています。私も同感です。大きな「睡眠負債」「疲労負債」の蓄積は、万病の素です。

3番目に来てしまったのは、「自分で簡単に変えることが難しい」項目だったからです。
「食物繊維食品」や「乳酸菌食品」の摂取は、意識すれば比較的カンタンにできますし、「今日・今から、食生活を見直してみよう」と思えばすぐにできる事柄だからです。

食物繊維については、別サイトの健康コラムでも詳しく書いてありますから覗いてください。
https://rakurasu.org/category1/entry32.html

そちらのページでは、免疫機能の働きに関して食物繊維がいかに大切か、他の怖ろしい病気の予防との関係、制御性細胞「Tレグ」の話し、新しく修業を始めた新修行僧が食生活が変わってアレルギーが消えた話し、などを紹介しています。


4)いつも「スマイルスマイル」とつぶやき、交感神経をゆるめ、幸福ホルモンをだすようにする
口角をあげて「笑顔」をつくるようにすると、交感神経がゆるみ、血流やリンパの流れがよくなります。またメンタルが安定して「セロトニン」も出ます。

例えば入社面接などで緊張すると胃がキリキリ痛くなってきますが、この現象は交感神経が興奮してカラダのセッティングを「防御・戦闘モード」にするため、胃の内容物が逆流しないように、胃の出入り口を実際に締め付けるからです。

また戦闘中は「筋肉」や「脳」に優先的に酸素とエネルギー(ブドウ糖など)を配分するため、食べ物の消化のために血液を回さないように血流も制限するのです。

また血中成分も「酸素・栄養素」を運ぶ「赤血球」が優位となり、免疫担当である白血球は後ろに追いやられてしまいます。

こんな状態が長く続けば、リンパの流れも悪くなるし、肝心の腸内に待機している免疫細胞も、血流にのって出動できる割合が減ってしまいますから、免疫の働きも当然落ちてしまいます。

また免疫力が落ちるだけでなく、ストレスホルモン「コルチゾール」の血中濃度が高くなってしまいますから、血管も劣化させてしまいますし、気持ちも後ろ向きになってしまいます。

そんなわけでわたしはいつも「スマイルスマイル」と心でつぶやいて、笑顔でいるようにします。

5)毎日屋外でしっかりカラダを動かす。
日光を浴びてしっかりカラダを動かすことによって、血流が整い、安心ホルモン「セロトニン」や元気ホルモン「テストステロン」をはじめとする、多くの体内ホルモンのバランスも整います。

また「セロトニン」は、夕方から安眠ホルモン「メラトニン」に変わって行きます。

「散歩」「ジョギング」などの有酸素運動と免疫力、健康維持は切っても切れない関係性があります。リモートでこもりきりにならないようお互い注意しましょう。

屋内でもできるエクササイズとして、「スロースクワット」や「かかと上げ下げ運動」「志村けんのヒゲダンス」もおススメです。

3、日本人は基本的免疫力が高い
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アメリカのコロナ感染者数や死亡者数のニュースを聞くたび、「アメリカ人はやはり乳酸菌食品・食物繊維の摂取が足りないんだなぁ」と感じます。

2か月ほど前のNHKの番組で、数字はうる覚えですが、「日本人は海藻を消化できる遺伝子を95%ほどの人が持っているのに対し、欧米人は10%ていどの人しかもっていない」という放送をみました。

欧米人は海藻を食べる習慣がないのです。

日本人が感染者も死亡者も非常に少ないことについて、2週間ほど前に「BCG予防接種が新型コロナと関係しているのでは?」と、ある研究者が唱えたことがありましたが、WHOはきっぱりと否定するコメントを出しています。

「日本人はしっかりマスクをし、感染防止のマナーがいい」との評価もされていますが、それだけでは感染者数・死亡者数がこんなに少ないことの説明としては、ちょっと物足りなさを感じます。

わたしはやはり、食習慣による「腸内環境の良さと基本免疫力の高さ」の違いが、より大きい要因なのではないかと思っています。

このブログでも以前紹介したリリーさんの動画の中に「アメリカ人の食べているもの」についてのものがあるのですが(「アメリカ人は普段何食べてるの?!2020/03/08公開」)、

食物繊維や乳酸菌食品を摂取せず、緑茶を飲む習慣もなければ、肥満の多さも感染者の多さもうなずけるものがあると言わざるを得ません。

基本的免疫力を少しでも高める努力をしておけば、感染しても症状が出ないか、軽症で終わることができます。

「マック」や「カップラーメン」頼み、あるいは「パン食中心」の食生活をつづけている人は、これを機にぜひとも「路線変更」してみてはいかがですか。

ちなみに「Tレグ」と、健康の強力な味方「フコイダン」についての記事を

「川崎ラクラス公式サイト 健康コラム/9」に書いてあります。

ぜひご覧ください。