2022.10.3/10.9更新

ドバイブルー
ドバイのコンドミニアム
クラクレ9月サムネ

外貨建ての新興国支援、貸付型クラウドファンディングのクラウドクレジット運用、「月末時点」の個人の運用中間状況です。ロシアのウクライナ侵攻後『8回目』の集計です。 

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目次

1,外貨建て融資型クラウドファンディング「クラウドクレジット」月の個人利益状況

(1)引き続き順調
(2)FXをやらない理由とクラウドクレジットをやる理由


2,今月償還予定だったファンド

(1)ドル建てファンドのひとつが償還延期
(2)クラウドクレジットは「情報公開」が広く徹底されている
(3)「ドバイ側銀行」なのか「エストニア側銀行」なのか


3,
世界のあちこちでまだまだつづくニッポンブーム。クラクレは購買力の後方支援機能

(1)「JETRO 世界は今」には成功事例がたくさん

(2)世界のあちこちで日本酒が売れまくっている
(3)余談「味噌」に気づいた英国人に海藻を!「海藻」と免疫細胞
(4)「ドン・キホーテ」は海外で日本の生鮮野菜を「ばく売り」している
(5)ECサイトで個人もラクに海外向け販売

1,外貨建て融資型クラウドファンディング「クラウドクレジット」月の個人利益状況

(1)引き続き順調

クラクレ9月末一覧表

今月もドル高が更にすすむなか、先月以上に為替差益が出ています。全体の為替差益は「¥45,720円」で、為替差益だけで投資元本に対して「25.4%」の運用益になっています。


9月末のレートは1ドル「144.77円」として作成しています。


もし現在の為替レートで全ファンドが償還されたとした場合、「受取約定利息(ファンドリターン)」と「為替差益」の合計額は「¥63,324円」となり、出資額18万円に対して「35.18%」の利回りとなります。


途上国に「有益に資金」を使ってもらってこれほどのリターンがあるなら、多くの時間と神経をすり減らしてムリな短期株式投資などをしなくてもいいなぁと、あらためて思います。

(2)FXをやらない理由とクラウドクレジットをやる理由

ちなみにわたしは「FX(外国為替証拠金取引)」は絶対にやりません。


FXはあくまで「信用取引」なので、もし評価損が発生したら「その実額・等倍の評価損相当額を保証金として数日内に追加」しなければなるなせん。とても非現実的です。


保証金を追加できない場合は、即売却して損金を確定させ、損を精算しなければなりません。とてもありえない取引条件なのです。


その点、クラウドクレジットは「現物取引」なので、そういうことは全くありません。クラウドクレジットは信用取引ではありませんし、FXでもないのです。


なので保証金を追加で請求されるなどというようなことは一切ありません。クラウドクレジット投資を始めるに際して、私もここはこだわって、しっかりチェックしました。


これがクリアだったので安心してクラウドクレジット投資をスタートしました。

簡単に言うと仕組みとしては一般銀行の「外貨建て預金」とほぼ一緒です。ただ銀行法による許認可ではなく「金融商品取引法の許認可」なので「預金」という言葉が使えないだけで、お金の流れや運用の収益モデルなどは外貨建て預金とほぼ同じです。


はじめてもう1年半経ちましたが、不都合なところはなく、FXなどとは違いとても素晴らしい仕組みのソーシャルレンディングだと思います。当初のイメージ通りのサービスです。

新しく始める場合は、外貨建預金の利率や手数料と比較しながら、どちらが有利か検討するのもいい方法です。ただし、コロナ後「ゼロ金利」が解除されてきたとはいえ、クラウドクレジットの設定利率とは比較にならない低さであることは変わりありません。
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2,今月償還予定だったファンド

(1)ドル建てファンドのひとつが償還延期

実は償還予定だった「中東地域ソーラー事業者支援29号」の償還が少し伸びました。クラウドクレジットからの報告書によれば、「資金利用会社は送金の手続きを終えている」のですが、どうも銀行側の技術的問題でクラウドクレジット側での着金が確認できていないようです。


このファンドの「1号から27号」までの過去の運用報告書を改めて全部チェックしましたが、一つを除いてすべて約定どおりに返済されていて、心配するような事象だとは思っていません。


クラウドクレジットとしても、安定感ある「主力商品」のファンドのひとつであるはずですしね。


ひとつだけ遅延した号というのは「22号」で、「20日遅れで無事償還」されました。そしてその理由もやはり今回と同じく「債務者側は手続きを終えているのに銀行側の問題で遅れた」ということのようです。


ちなみにこれらの報告書は会員登録していなくても自由に閲覧できます。このファンドだけではなく殆どのファンドの運用報告が「無料一般公開」されています。意外でしょ!?

上場企業が運営する不動産中心のレンディング

(2)クラウドクレジットは「情報公開」が広く徹底されている

これはou Tube公式chで多くの情報を公開していることと並んで、クラウドクレジットの情報公開がとても徹底していることを表していると思います。


また「金融商品取引法」の「情報公開義務」の規定がうまく機能しているし、日本の法律自体も優秀であることの証しとも感じます。


でも、むしろ「自慢できるような運用結果が多い」ので「積極的に公開したほうがプラスになる」というホンネもあるのではないかと邪推しています。


実際、色々なファンドの運用結果報告書を見ていると「おみごと!」と言いたくなるような内容のものがとても多いのです。一番印象に残っているのが侵攻前のルーブル建てファンドだったんですけどね・・・。

<都心一等地の一流複合ビルにも投資>

 

(3)「ドバイ側銀行」なのか「エストニア側銀行」なのか

今回の件で問題となるのは、送金側ドバイ)の銀行の問題なのか、受取側エストニア)の問題なのかですが、これについてはまだ報告書が届いていません。今後詳細情報が追加で届くでしょう。


まぁ、「時間」についての日本人の感覚は世界中の人が口をそろえて「アメージング」というほど厳しいですから、もしかしたら外国の銀行では普通にあることなのかもしれませんね。


ひとつ心配があるとすれば、もし受取側のエストニアの銀行に重大なシステム障害などが発生しているのだとすれば、「ロシアによるサイバー攻撃でなければいいが・・・」とは思っています。


ポーランド、バルト三国はEU内でもロシアに厳しい姿勢を主張する急先鋒ですし、送金手続きされたであろう日にちの頃は、東部ドンバス地方4州の帰属国住民投票の期間と重なっています。


また少し前に発表されたフィンランド・スウェーデンのNATO加盟申請発表の件もありますから、ロシアがサイバー的な攻撃を密かにしていたとしても不思議ではありませんし、銀行側もすぐには気付けないでしょう。


ただロイターや日経を確認してもそのような記事はありませんでしたから、おそらく単なる杞憂(きゆう)に過ぎないだろうと思っています。


まぁ資金利用会社が倒産したわけではないので、この件は「果報はねて待て」ってことでいいでしょう。

毎月寄付したつもりで少額ずつコツコツ投資し、結果多くのファンド・複数の外貨への投資という「分散投資」が自然と出来上がっていることも、多少の不都合があってもヘッチャラというマインドに繋がっています。この「気がラク」ということも「コツコツ投資」の大きなメリットです。

気楽で」「ほったらかしOK」でなければ長続きしないものです。


それに「
楽しみをもう少し貯金しておこう」と思えば、もうしばらく楽しみとおいしさを味わえるというものです(^o^)。

1ドル=109円台で出資できたファンドはこの号だけ。FRBはこの先年内2回は利上げするはずで、ドルはまだ上がるでしょう。足元はまだまだドル上昇基調なわけですから、むしろ1ヶ月か2ヶ月延びてくれたほうがよりよい交換レートで手仕舞えるとも考えています。


またそもそも予定通り償還されても特に使う予定はなく、また再投資することしか考えていませんから特に痛くありません。あくまで「コツコツ投資複利運用」でどれだけ増やせるかの「長期実験企画」ということも考えています。


3,世界のあちこちでまだまだつづくニッポンブーム。クラクレは購買力の後方支援機能

(1)「JETRO 世界は今」には成功事例がたくさん

最近一番見ているYou Tube動画は、実は「JETRO 世界は今」です。全世界のビジネスの状況、日本企業の進出の状況がよくわかります。このチャンネルの特徴は中小・零細企業、個人経営者の成功ストーリーが沢山のっていることです。


そして「世界の人がこんなにも日本の商品を欲しがっているのか!」という事が手にとるようにわかります。情報ではなく普通にコンテンツとしても楽しめます。


中高生や大学生には今から海外ビジネス情勢に触れてほしいですね。そして海外ビジネスについての「博士ちゃん」がTVに登場したら最高です!


(2)世界のあちこちで日本酒が売れまくっている

海外日本ブームは、あまりにも多くのジャンルにわたるのでほんの一部しか紹介できませんが、例えば日本酒は今や中国・アメリカはおろか、アフリカでも南米でも売れまくっています。


コロナ禍で海外に市場を求めてチャレンジしたことが大成功したのです。しかも一社だけではありません。Chで私が見ただけでもかるく10社はあります。そして国内であらかじめ連携したわけではなく、それぞれが単独で進出して成功しているのです。


アメリカのバイヤーにオファーされた」とか「銀座の酒ショップから地方の酒蔵が提案された」、「中国成都のレストランから頼まれた」など、様々なきっかけがあるし、その殆どが大きく成功しているのです。


あべ時代に観光入国のハードルを下げたことで日本で飲んだ味が大人気の素になったのです。


またアフリカではホンダ耕運機も人気だし、多くの外国で「日本式生産体制」「始業前のラジオ体操」も導入されています。


フランスでは「べんとう」「弁当箱」も人気です。あるフランス人が毎日、日本式の「デコレーション弁当」を動画にしてアップしているユーチューバーが現地で大人気だというのですから、これも驚きです。本当にたくさんの分野でニッポンが大人気でキリがないのです。


びっくりする変わりダネは、イギリスで腸活ブームが沸きたち「納豆」「みそ」が人気沸騰中とか、南アフリカではなんと「七輪(しちりん)」が大人気で、金沢の企業も「バックオーダーを何年かけても消化できないだろう」と語っています。おどろきですね。


(3)余談「味噌」に気づいた英国人に海藻を!「海藻」と免疫細胞

余談になりますが、腸活に目覚めたイギリス人には味噌の次に「海藻」をどんどん食べてもらいたいですね。ビジネスチャンスです。


のり、わかめ、もずく、こんぶ、カジメ、めかぶなどにある食物繊維は腸内で「クロストリジウム菌」を増やします。そしてこの「クロストリジウム菌」が暴走している攻撃性T細胞(感染した細胞をやっつける細胞)に働きかけると、サイトカインストームがおさまるのです。


これは1995年に大阪大学の高橋志文教授が発見したもので、T細胞がその性質を変え、暴走している免疫細胞をなだめて落ち着かせる「制御性T細胞『Tレグ』に変化する」という現象です。これはノーベル賞ものの大発見だそうです。


そして海藻類には「フコイダン」も含まれていますよね。フコイダンは今やがん研究者もがん細胞に対して一定の効果を認める有用成分です。


アメリカとともにイギリスは日本人から見れば異常なほどの「肥満大国」。肥満は血管に炎症を起こし、免疫細胞の働きも極端に悪くします。欧米はそもそも「BMI=30」が肥満の基準なのです(日本は「25」)が、その数字はとんでもなく恐ろしい数字になってしまいます。試しにご自分の身長で計算してみてください・・・。


欧米では日本と違い海藻を食べるという文化が、基本的にはありません。これが肥満問題と相まって新型感染症を深刻にしてしまったことは間違いないでしょう。


昔は「デビル」フィッシュと呼んでほとんど食べなかったタコも、たこ焼きの美味しさを知って、最近の欧米人は「大好きだ」という話しも聴きます。「黒いものは食べない」という海藻不摂取に対する認識もきっと変わってくるでしょう。


すしブームのりを食べはじめ、味噌を腸のために食べ始めたわけですから、次はきっと「海藻ブーム」が来ますよね。「みそと海藻の味噌汁」は最高の免疫細胞応援団です。楽しみです(^o^)。


(4)「ドン・キホーテ」は海外で日本の生鮮野菜を「ばく売り」している

またドン・キホーテはシンガポールで「日本の生鮮野菜」専門店を作って大成功しています。これからもどしどし追加出店するプランのようです。


日本のコメも人気です。生のままではどの国も輸出基準のハードルが高すぎるため、「炊いてパックごはん」にして販売する方法が成功しています。


国内で炊くメリットは他にもあります。日本の「水」は非常に上質でおいしいので、「現地の水(ほとんどが硬水)で炊いても美味しくない」という問題もクリアしたのです。

フィレンツェからいつも楽しいYou Tube配信をしてくれている「イタリアガイド片庭みめ」さんは、フィレンツェに嫁いだときご主人のお母さんから「みめ肌が荒れるからシャワーは毎日つかってはダメよ」とアドバイスされたそうです。

また余談ですが、硬水では魚介のくさみが出るので欧米では「肉系だしのコンソメ」が中心になり、水がきれいで海に囲まれた日本では「魚介系だし」が発達したという有名料理人もいます。私達には当たり前の上質な水もどうやら世界ではとても基調なもののようです。


また品種が違うので「どの程度の柔らかさに炊き上げればいいのか」が現地の人には分からないという問題もクリアできたのです。


もちろん値段はとても高いのですが途上国の成長による所得の上昇、富裕層の増加が顕著なため、「日本のものは品質がいいし、信頼できるから決して高いとは思わない!」というのが殆どの現地の人の反応なのです。ありがたいはなしです。


またカンボジアでは日本の高級中古家具が大人気だそうです。とにかく日本製の人気の話しは枚挙にいとまがないのです。


(5)ECサイトで個人もラクに海外向け販売

こんなふうに海外には日本製品のビジネスチャンスが無数にあります。世の中が便利になった今では、個人単独でも容易に参入できます。


実際わたしも今ほどツールが便利ではなかった15年ほど前に、「Eベイで日本の楽器を何本かイギリスの人に売った」ことがあります。


また輸出に必要な書類を解説している個人ユーチューバーもいます(例えば【イーノさん】)し、「ココナラ」でもきっといいアドバイスをしてくれる人を探せるでしょう。


最近ではかんたんに始められるようになったネットショッピング・ECサイトを利用することで、言語の問題もさほど負担にならずに海外に容易に売ることができる時代になりました。最近60歳になったわたしから見るとほんとうにいい時代になったものだと感じます。ありがたいですね。


輸出」「ECサイト」など、いずれもYou Tubeで「ききながら勉強」するだけで、なんでも新しいことに、とても低いハードルでチャレンジすることができます!You Tubeはなんともありがたいツールです!


円安で・・・」ではなく、「円安だから国内1億2,000万人に売るのではなく、世界の79億人に売る」ことにすればいいだけです。きっと期待以上の成果を出せることでしょう。


日本は現在、為替レートの大きなアドバンテージを持っていますから海外市場に出したときの価格競争力はかなり大きなものがあります。


そして、30年近くも時が止まっていたかのような日本と違い、海外の発展途上国や新興国の所得水準は順調に上がり続けています。


例えばわずか数年前まで「世界最貧国」といわれたバングラディシュでさえ、屋台のチキンナンサンド(60円程)の8倍もの値段(480円)の「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」に多くの客が訪れているほど、途上国の経済成長は進んでいるのです。

発展途上国の経済発展や購買力を上げるためには資本的投資(お金の投資)がまだまだ必要なわけですが、政府投資だけではなく(日本政府はすでに3兆円近く支援)、民間レベルでの資金の投資も必要です。こういった役割をクラウドクレジットは果たしているのです。


そんなわけで私も引続き発展途上国の購買力が上がり、そして経済成長がより進むよう「クラウドクレジット投資」をコツコツと続けて行きます(^o^)。


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(文/西片清(略歴/1962年8月新潟県生まれ、大学中退後証券関係入社、のち資産運用専門不動産会社4社勤務・取締役を経験ののち、競売・弁護士案件専門不動産会社入社、2006年不動産業で独立。現在は不動産業を本業とし、準本業として電鉄系物流会社に勤務、副業はセラピスト業、ブログのライティングは2019年から。 資格/宅建士、住宅ローンアドバイザー、旅客運行管理者資格、貨物運行管理者資格、全商簿記1級、県商簿記1級、リンパケアセラピスト、整体ボディケアセラピスト。 その他/2007年TBSTV「ルームハンター」にアンジャッシュと出演、2005年司法書士試験82.3点、弁護士との不動産取引100件以上現在家賃5万円の狭小アパートからの脱出を熱望中))

<外貨建てで円安に強い資産運用>